アナロジー的思考が表面的な理解の上に立つのに対して、等価変換理論は対象の表面を覆う雑情報を徹底的にそぎ落として対象の本質を捉える点で異なる。
先ず、「何をどうしたいのか」と課題目標の本質を認識すること(本質抽出)が出発点である。次に、目標に沿った観点から、同じ本質を含んだ事例を探し出し、その中に含まれるモデルの有効条件を取り入れて変換すると目標とするアイディアが得られる。これが等価変換理論の要諦である。では、どうすれば本質を捉えることが出来るのか。
物事は全て雑情報に覆われている。モデルから有効条件以外の不要な情報を取り除いていくと、問題の本質(核心)が浮かび上がってくる。
IPMR2号連載等価変換理論第2回.pdf
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